たちゃの作詞講座

たちゃさんが作詞術教えるよ。

第一回「情景描写で曲を彩る」

どうも皆さん。

暇人してるたちゃです。

たちゃさん、TwitterのDMでよく「作詞募集」してる人に凸って作詞してるんです。

ですがやはり、意味不明な奴からの依頼は…ねぇ??

やっぱアマチュアだし、プロには敵わないわけでございますよ。

しかし!!

私が必死に受ける「国語」の授業!!

これは私の作詞にも生きますし、ほかの人のメリットにもなりうる!

というわけで、学業の合間を縫って作詞講座をやろー!!

ということになりました。

前置き長くしたくないので一言にまとめます。

「作詞講座」のブログです。よろしく。

 

では本編。

今回は「情景描写で曲を彩る」という事について伝授。

それではいってみましょう。

れっつりりっく。

 

小説などを読んでいると「まるで夏の青空のような」みたいな表現、出てきます。

これは比喩表現で、例えているという事になりますね。

今回はこの比喩表現を使った「情景描写」で曲を彩ってみましょう!!

 

とその前に、まずは例を。

たとえば「透き通った青空のような、穢れを知らない君の笑顔があった。」

という小説の比喩表現があったとしましょう。

僕だったらこの歌詞を…。

「透き通った青空の笑顔」という風に表現します。

おいおい、「のような」はどこいったよ。

と思った方、貴方の感覚は正常です。

確かにこの歌詞では、君の笑顔が青空に見えるという、軽くディスるものになります。

では、"のような"を追加してみましょう。

「透き通った青空のような笑顔」

ん-、普通ですね。

あまりにストレートすぎて、楽曲に面白さが生まれないかもしれません。

僕は、歌詞に「のような」などの"比喩表現"を表す言葉を入れない方が、よいと思い。

頑張って作詞をしています。

歌詞となると、曲調によって接続語などを変える必要があるんですよね。

たとえば、ガンガンJ-POPで、「yama」さんのような曲調ならば…

「~のような、~のような。」

ってやったほうがおしゃれですよね。つまり、シンガーさんにもよりけりという事。

ですから、ボカロは意外と作詞しやすい印象です。

ですが大体の場合、「(比喩表現)のような青空」みたいな感じよりも、

「(比喩表現)の青空」とした方が雰囲気よくなります。

という感じで、今回はこの技法を使って講座していきますね。

説明下手でマジ申し訳ありません。

 

①曲調をガッチリとらえよう

まずはここから。

STEP1というかSTEP0です。

曲調はコード進行やメロディ、テンポなどで大幅に変えることができます。

あの「マーシャル・マキシマイザー」も、でも段階では原曲の近未来感はあまりなく、超絶ロックな感じだったらしいです。

ですから、まずは曲調をガッチリとらえて下さい。

テンポは? 

速ければその分、詰め込める歌詞量も増えますよね。

めちゃ頑張れば、かの有名な「暴走P」さんのような曲も仕上がります。

遅ければ、歌詞の量は当然減ります。

そこに込めるメッセージ性を、一文一文に詰め込まなくてはなりません。

雰囲気は?

明るければ楽しい歌詞を、暗ければ悲しい歌詞を。

これが大体のテンプですが、転調などがある場合は心情変化なども加えます。

楽しいように聞こえても、実は暗い…なんてものもあります。

これにフィットした歌詞を作れば、ヒットは間違いありませんね。

今回は情景描写もありますから、雰囲気はベースとして超大事です。

②曲調にフィットする風景を思い浮かべよう

情景描写において、やっぱ風景がないといけません。

まずは曲調から連想する風景を、頭に描きましょう。

n-bunaさんのような方の曲調は、全体的に夏を連想させます。

情熱的(テンポが速い、めちゃ明るい)な曲は、夏って感じがするでしょう。

ピアノが多めに使われている暗い曲は、冬って感じがしますね。

まずは季節、そこから山・海などの象徴的なもの、さらに広げて具体的なもの。

こういう風に連想するとやりやすいです。

③歌詞作りを始めよう

さあ実践です。

ここからはもう脳内キャンバスに頼るしかありませんね。

おすすめなのは、韻を踏むこと。

1番で「乗り込む準急」という歌詞を作ったなら、2番では「承認欲求、矛盾」みたいな歌詞を作るといい感じかもしれません(韻ノートで検索したので変ですが…。)

韻を踏むと言葉の調子がよくなるので、おしゃれになります。

歌詞作りは、貴方の感性がすべてです!!

 

はい、ここまでが大まかな手順です。

ここから講座始めるのですが、今回は情景描写が目標。

さらに第一回にして「比喩+情景描写」というハードなことをしやがります。

冒頭でも説明した通り、「のような」「みたいな」的なものは基本不要です。

ですが、曲調によっては「~のような、~のような。」も通用します。

さらに「~のようで、~みたいな。」もオシャレです。

これらが通用する曲調としては、メロディラインがとぎれとぎれになるもの。

本当にyamaさんみたいな曲調です。

つまり、くじらさんが作るような曲はこれが通用してしまうという事ですね。

大体の曲は「~のような~だ」みたいな歌詞にしてしまうと、ちょっとイマイチ。

僕はそんな印象を抱いてます。

例えば「星座のようなネオンタウン」よりも「星座、ネオンタウン」とした方がよい。という事です。この歌詞なら「星座のような風景のネオンタウン」という意味合いと、「星座とネオンタウン」の2つの意味合いを持たせられます。

するとネット民の方が大好きな考察が始まり、有名になっていくんですね。

まあ冒頭で大体話してしまったんですが…。

『歌詞はあいまいくらいの方がよい!!』

と考えてます。

ですから、詰め詰めにしなくても、リスナーが意味を作ってくれるんです。

僕は、それこそが「ネット音楽」だと思ってます!!

 

はい!

うまくしまったのでまとめ!!

「歌詞は、比喩+情景描写でVery good!  「のような」「みたいな」は原則使わない!」

という感じです。

ですが、先程から書いている通り「のような」「みたいな」を使ってみることで良品になるケースもあります。まずは書いてみて、作曲者様と議論!

これがベストです。

説明下手で申し訳ありません!

第一回「情景描写で曲を彩る」以上となります!

 

最後に一言 : 「はてブロ使いやすい!」